
「長期間の出張があるけれど、不在の間エコキュートはどうすればいいんだろう?」

「親戚が入院する間、家の管理を任された……使わないエコキュートはどうすべき?」

「エコキュートを使わない時の設定で、必要なことがあれば知りたい!」
旅行や出張などで長期間不在にする際、「設定はこのままでいいのかな?」と悩む方は多いでしょう。短期間であれば、影響はあまりありません。ただし、1ヶ月以上使わない場合は事前の対策が必要です。
今回は、エコキュートを使わない時に何もしないとどうなるかを解説します。予防に向けた正しい対処法も紹介しますので、長期間使わない可能性がある方は、ぜひ参考にしてください。
エコキュートを使わない時に何もしないとどうなる?

エコキュートは電力でお湯を沸かし、タンクに溜める仕組みです。運転を続けたまま給湯を使わない状態が続くと、以下のような影響が出ます。
光熱費が無駄にかかる
エコキュートは、お湯を使わない間も自動沸き上げや保温機能が継続されます。留守中でも深夜電力を消費してしまうため、光熱費が無駄になる点に注意しましょう。
貯湯タンク内が不衛生になる可能性
長期間エコキュートを使わないとお湯が入れ替わらず、タンク内が不衛生な環境になりやすくなります。長期間放置すると水質が悪化するケースもあるため、注意が必要です。
凍結・漏電・水漏れのリスク
日常的に使用しているのであれば、エコキュートに不具合が発生してもすぐに異変に気付けます。反対に、長期間不在の間や空き家では不具合が起きても異変に気付きにくく、被害が広がる恐れがあります。冬場は配管が凍結するリスクがあるほか、部品の経年劣化による漏電や水漏れにも注意が必要です。
万が一の事態を防ぐためにも、長い間使わない時は、電源を落とすなどの対応が求められます。
【期間別】エコキュートを使わない時にやっておきたい基本対応
エコキュートは、使わない期間によって事前に準備しておきたいことが変わります。数日~1ヶ月以内の短期と、1ヶ月以上の長期に分けて、必要な手順を見ていきましょう。
短期間(数日~1ヶ月以内)使わない時
使わないのが数日~1ヶ月間の短期間の場合は、「沸き上げ休止モード」に設定するのがおすすめです。夜間に必要なお湯をまとめて沸き上げるため、沸き上げ休止モードに設定しておけば使わない間の沸き上げを停止できます。
お湯を繰り返し沸き上げずに済むため、光熱費の無駄を防げます。事前に設定しておけば、帰宅後すぐにお湯を使えるのも魅力です。
長期間(1ヶ月以上)使わない時
1ヶ月以上の長期間使わない場合は、タンク内の水を抜いたうえで、電源をオフにしておきましょう。電源を落としておけば、万が一地震などの災害が発生した際も影響を最小限に抑えられます。さらに、タンクに水が残っていると不要な循環が続き、タンク内の環境悪化や余分な光熱費の負担につながるため、しっかりと水抜きしておくのが大切です。
電源の位置については、こちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にお読みください。
エコキュートの電源はどこにある?メーカー別の場所と正しい確認・操作方法を解説
【メーカー別】エコキュートを使わない時の手順

大きな違いはありませんが、メーカーによって手順は多少変わります。「パナソニック」と「コロナ」の2つのメーカーを例に、それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
パナソニック|エコキュートを使わない時の手順
パナソニック製のエコキュートを「沸き上げ休止」に設定するときは、以下の手順で行ってください。
- メニュー画面の「沸き上げ設定」を選択し、「決定」を押す
- ▲▼で「休止設定」を選択
- 決定を押す
- ▲▼で休止期間を任意の期間に設定し、「決定」を押す
- 「決定」を押す
設定はすべてリモコンで行います。また、途中で中止したい場合は「休止取消」を選びましょう。1ヶ月以上使わない場合は、タンク内の環境を保つために水抜きを行うのが適切です。
コロナ|エコキュートを使わない時の手順
コロナ製のエコキュートを「休止設定」にするときは、以下の手順で対応します。
- 「メニュー/決定」を押して「タンク」を選び、再び「メニュー/決定」を押す
- 休止日を設定し、「メニュー/決定」を押す
- ▲▼で使用再開日を選び、「メニュー/決定」を押す
休止設定をすると同時に使用再開日も設定できるため、帰宅に合わせてお湯を沸かすことが可能です。使用再開日を設定しないと帰宅後にお湯が沸くまで待たなければならないため、忘れずに設定しておきましょう。
エコキュートを再び使う時の手順と注意点

自宅に戻り、エコキュートを再び使いたいときは以下の手順で準備します。
<沸き上げ休止モードにしていた場合>
エコキュートのリモコンで「休止設定」を選択し、休止を解除しましょう。自動での沸き上げが再開し、完了次第お湯が使えるようになります。
<水抜きをしていた場合>
貯湯タンクに給水し、電源を入れたら、お湯が沸くまで待ちます。給水の手順は以下の通りです。
- 本体の給水止水栓を開く
- 逃し弁レバーを操作する
- 漏電遮断器を操作して電源を入れる
- リモコンの沸き増しボタンを押す
- お湯が沸くまで待つ
水抜きをしていた場合の復旧手順については、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にお読みください。
エコキュートを使わない時によくある質問

エコキュートは日常的に使うものだからこそ、いざ使わない時にはどのようにすればよいか迷いやすくなるものです。エコキュートを使わない時に、よく挙げられる3つの質問を紹介します。
Q1.エコキュートをあまり使わない家庭はどうすべき?
一人暮らしの家庭や、別荘などのセカンドハウスにエコキュートを設置している家庭は、一般的な家庭と比べて使用頻度が少なくなりがちです。特に一人暮らしでお湯の使用量が少ない場合は、「省エネモード」を設定したりコンパクトタイプを選んだりするとよいでしょう。使用状況や人数に合わせて、最適な容量を選ぶのが大切です。
Q2.長期不在時は電源を落とすだけではダメ?
長期不在時に、電源を落とすだけで済ませるのはあまりおすすめできません。使わないのが1ヶ月以内の場合は「沸き上げ休止モード」に設定し、1ヶ月以上不在にする場合は電源を落としたうえで水抜きの対応をするとよいでしょう。
Q3.冬でもエコキュートの電源を切って大丈夫?
冬場の冷え込みが厳しい地域では、電源を切ると凍結による故障のリスクが高まるため、原則として行わないようにしてください。エコキュートには凍結防止機能が備わっていますが、電源を切るとこの機能も停止してしまいます。
冬場の凍結が心配される地域では、電源は切らずに「沸き上げ休止モード」への設定変更で対応するようにしましょう。
エコキュートを使わない時は「期間に応じた対応」が重要

エコキュートは、使わない期間によって「沸き上げ休止モード」にするか、「電源を切って水抜き」をするかが変わります。基準となるのは、不在にする期間が1ヶ月を超えるかどうかです。1ヶ月以内であれば沸き上げ休止モードに変更し、1ヶ月以上であれば電源を切った上で水抜きをしましょう。
自分で対応するのに不安がある場合や、正常に復帰しない場合は専門の業者に相談しましょう。それぞれの機種に合った最適な方法で対処してもらえますし、点検やメンテナンスの依頼も可能です。
ファーストコールでは、九州地域をはじめ山口県・広島県・島根県からのご相談を承っております。エコキュートの不具合や使い方に関するご相談は、ファーストコールへいつでもお気軽にご相談ください。

