エコキュートのエラーコード対処方法を解説!修理か交換か?エコキュートのエラーコード

​エコキュートのエラーコードが表示されると、ドキッとしますよね。しかし、そもそもエラーコードは、エラー内容を知らせてくれる親切なメッセージ。エラーコードの内容を確認せず、むやみにリセットするのは危険です。

この記事では、エラーコードが表示された場合の適切な対処方法や、問題を自分で解決できるか専門家に依頼すべきかの判断基準などについて詳しく説明します。

【メーカー別】よくでるエラーコードと対処法

よく表示されるエラーコードを、メーカーごとにご紹介いたします。

エコキュートのエラーコードは、機種により異なる場合があります。エラーコードが表示された場合、必ず取扱説明書を確認して対処しましょう

パナソニック

原因対処方法
U22給水配管やふろ配管の凍結お湯側の蛇口を少し開いて凍結が解消するのを待つ。
お湯はり中の断水断水が復旧したことを確認し、再度「ふろ自動」を押す。
U51浴槽栓を忘れている浴槽の栓をして、再度「ふろ自動」 を押す。
U53浴槽のお湯があふれているお湯はりの設定湯量を下げる。
U54浴槽の基準水位が設定されていない 浴槽を空にし、栓をして再度「ふろ自動」を押す。
H○○修理が必要な状態専門業者に修理を依頼する。
F○○修理が必要な状態専門業者に修理を依頼する。
参考:パナソニック公式サイト

※「U」から始まるエラーコード:ユーザーが対応できる内容
※「H」、「F」から始まるエラーコード:専門業者が対応する内容

「リモコンの「決定」または「確定」ボタンを押すと表示が消えます。※K1、W1シリーズは方法が異なりますので取扱説明書をご覧ください。

三菱電機

沸き上げが正常にできない状態のエラーコード

下記のコードが表示された場合は、ヒートポンプ配管内の水が正しく循環できていない可能性があります。

表示原因
C03高圧異常
C20わき上げ温度高温異常
C21冷媒吐出温度(高温)異常
C30入水温度高温異常
103高圧異常
120わき上げ温度高温異常
121わき上げ温度高温異常
201入水温度高温異常
参考:三菱電機公式サイト

エラーコード「C03」、「C20」、「C21」、「C30」、「103」、「120」、「121」、「201」が表示されたときの対処方法方法は以下の通りです。※2017年以降に製造された機種のみエラー解除を実施してください。

  1. エラー解除後にエア抜き運転を実施 。
  2. エラー解除を実施し再運転を試みる。
  3. ヒートポンプ配管に止水栓、水漏れ、配管のつぶれ、配管のつまり、配管の逆接続がないかを確認後、エラー解除を実施し、再運転を試みる。
  4. 配管が凍結している場合は解凍するのを待ち、エラー解除を実施。※解凍するのを待つのが困難な場合はエコキュート専門業者に連絡。
  5. エラーが再表示される場合は給水配管専用止水栓を閉じて点検・修理を依頼する。
  6. 解決しない場合は、エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。         

貯湯ユニットの給湯温度を調節する部品の不具合」または「給水関係の不具合」のエラーコード

表示原因対処方法
P01給湯用電動混合弁異常エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。         
P20
P21
参考:三菱電機公式サイト

ダイキン工業のエラーコード

表示原因対処方法
H3高圧圧力スイッチ系の不具合エラーをリセットして、不具合が再現するか確認する。
H8圧縮機の入力電流が上昇しないエラーをリセットして、不具合が再現するか確認する。
H54沸き上げ三方弁の不具合エラーをリセットして、不具合が再現するか確認する。
H59給湯混合弁の不具合蛇口やシャワーから熱いお湯が出ることがあるため、エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。
H92貯湯タンクの缶体温度が高温を検知エラーをリセットして、不具合が再現するか確認する。
U2インバータ電源回路の不足電圧・過電圧エラーをリセットして、不具合が再現するか確認する。
参考:ダイキン公式サイト

コロナのエラーコード

表示原因対処方法
E14湯張電磁弁の故障 取扱説明書に従い、エラー解除。
ふろ配管の詰まり
E44中温水混合弁の故障エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。
中温水取出弁の故障
H15ファンモータの故障取扱説明書に従い、エラー解除。
積雪や凍結によるロック
H16給水ポンプの故障エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。
H23コンプレッサ制御系の故障エコキュート専門業者に点検・修理を依頼する。
参考:コロナ公式サイト

エラーコードが表示されない場合

エラーコードが表示されていなくても、エコキュートが正常に動作していない場合は、専門業者に点検を依頼しましょう。

エラーが出るエコキュートの寿命と修理・交換の目安

エラーを自分で解消できるケース

エラーが出た場合、まずは説明書を見ながらエラーコードを調べて、自分で解消できるかどうかを確認しましょう

例えば、掃除の怠りやお風呂の栓の締め忘れなどが原因の場合、簡単な対処でエラーを解消できます。

エコキュートの修理が必要なケース

エコキュートのエラーが頻繁に発生する、もしくは自分で対処してもエラーコードが解消されないという場合は、専門業者に修理を依頼する必要があります

修理の内容は状況によって異なりますが、部品交換や本体交換が必要な場合もあります。早急に専門業者に連絡し、エコキュートを点検してもらいましょう。

エコキュートを交換した方がいいケース

エコキュートの寿命はおおよそ10年です。部品の保持期限を過ぎると、壊れた部品が手に入らない可能性があります。また、修理を繰り返すと、トータルで高額な費用がかかることも考えられます。

エコキュートの寿命が近づいている場合や修理見積もりが高額な場合は、安全・安心のためにもエコキュートを交換するほうが賢明かもしれません。

エラーコードが出たら専門業者に点検してもらいましょう!

エコキュートでエラーコードが表示された場合、その原因は専門的な知識を持つ業者でなければ判断できないこともあります。そのため、エラーコードが出たら安全のために専門業者の点検を受けることをおすすめします

エラーを繰り返し解除することは故障につながる

エコキュートのエラーを繰り返し解除することで、機器に負担がかかり、故障につながる可能性があります。調子の悪いエコキュートをだましだまし使い続けると、突然動かなくなって日常生活に支障をきたしかねません。

エラーが解決しないときはエコキュート専門業者にすぐにご連絡を

エラーを対処しても、なおエラーコードが表示される場合や、プロでないと対処が難しい場合は、エコキュートの専門業者にご連絡ください。訪問を待つ間、以下の対処をしておくと安全です。

エコキュート用のブレーカーを「切」にする
漏電しゃ断器を「切」にする
漏電しゃ断器を「切」にする

給水元栓を閉じる

エコキュートの寿命を伸ばすにはこまめなメンテナンスが必要

定期的なメンテナンスは、エコキュートの性能を維持し、寿命を引き伸ばすための大切な作業です。エコキュートの不具合が早期に発見されれば、大きな故障を防ぐことにつながります。

エコキュートのメンテナンスは、自分で行う日常の簡単なお手入れだけでなく、専門業者による点検も欠かさないようにしましょう。

定期的な点検を忘れないようにするためにも、アフターサービスが充実している業者からエコキュートを購入することがおすすめです。

エコキュートの修理・点検はファーストコールへおまかせください

エコキュートを使用していて「ちょっと調子が悪いかな?」と感じたら、お早めにエコキュートの専門業者へご相談ください。

故障が発生した場合、依頼した業者が在庫を持っていないと、数日間自宅のお風呂を使用できなくなる可能性があります。そのような事態を避けるためにも、早めの対応が重要です。

ファーストコールでは、24時間365日、安心のスピード対応を提供しています。10年以上前に設置されたエコキュートや、他社が設置したエコキュートにも対応していますので、安心しておまかせください!

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