電気温水器の電気代はなぜ高い?節約方法やエコキュートとの比較もあわせてご紹介します


値上げラッシュから家計を守るために、節約効果の高い固定費の見直しを始めた方も多いのではないでしょうか?

この記事では、すぐに実践できる電気温水器の節電方法と、電気温水器とエコキュートのメリット・デメリットを比較した情報をご紹介します。

エコキュートへの買い替えを視野に入れている方にも、お役に立てる内容です。ぜひ最後までご覧ください。

電気温水器の電気代は高い?

プロパンガスに比べると電気温水器のほうが経済的な場合が多いですが、地域や契約している電力会社やガス会社によって異なります。

電気温水器は、夜間にお湯を沸かしてタンクに保存し、翌日にそのお湯を使用する仕組みです。夜間の電気料金が安価で、昼間の料金が高い料金プランを契約することで、電気代を節約できます。

一部の地域では、オール電化用のお得な電気料金プランも提供されているので、実際にどれくらいお得になるかは一度シュミレーションをしてみると良いでしょう。

ひと月にかかる電気温水器の電気代の目安

電気温水器の月間平均電気料金は、およそ7,200円です対して、エコキュートの月間平均電気料金は、およそ2,200円。電気温水器は、エコキュートよりも3倍以上の電気代がかかることになります。(2023年5月)

これは九州電力の試算で、電気料金はエリアにより異なります。ただし、電気温水器よりもエコキュートのほうが、少ない電力消費量でお湯を沸かせるのは確実です。

エコキュートは、電気温水器よりも​​高い省エネ性能です。2つは何が違うのか。電気温水器とエコキュート、それぞれのお湯を沸かす仕組みをつづけてご紹介します。

電気温水器の電気代がエコキュートと比較すると高い理由

なぜ電気温水器がエコキュートよりも電気代が高いのかと言うと、それは消費する電力量の差です。同じ量のお湯を沸かすために、電気温水器はエコキュートの約3倍の電力が必要になるからです。

電気温水器は電気エネルギーだけを使用してお湯を沸かします。

一方、エコキュートは電気エネルギーと空気中の熱エネルギーを利用するため、高効率にお湯を沸かすことが可能です。その上、エコキュートの電気消費量はわずか。この消費する電気量によって、料金に差がついてきます。

エコキュートのほうが電気代が節約できるとはいえ、「すぐに買い替えるのはちょっと…」とためらう方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今日から出来る電気温水器の効果的な節約方法を、5つご紹介します。エコキュートにも使える節約方法なので、ぜひ実践してください。

電気温水器の電気代を節約する方法

電気料金のプランを見直す

電気料金を節約するために、最適なプランを契約しているか、再度確認しましょう。電力会社との契約を結んでから、プランを見直す機会がなかった方も多いかもしれません。現在の生活に最適なお得なプランがないか、契約の見直しをしてみましょう。

お湯の設定温度を見直す

お湯の設定温度が高過ぎないか確認しましょう。キッチンや洗面所の水栓は、レバーを左右に動かしてお湯の温度を決める「シングルレバー式」が多く用いられています。

レバーでお湯の温度を調整できて便利ですが、無意識だと夏なのに熱過ぎるお湯でお皿を洗ったり洗顔したりしてしまいがちです。誰も入浴していないときの給湯温度の調整は、手元のレバーでなく、リモコンで行うようにしましょう。

お湯の沸き上げ量を見直す

普段よりも多くのお湯を使う予定がある場合は、事前に沸き上げるお湯の量を増やし、湯きれに備えましょう。夜間に安い電力プランを契約している場合、昼間の電気料金が高く設定されています。昼間の沸き増しは極力避けてください。

シャワーを1分間使用すると、約10リットルのお湯を消費します。家族全員が毎日数分間を短縮するだけでも、光熱費に大きな違いが出ます。

自動保温・追い焚き機能をなるべく使わない

フルオートタイプの電気温水器には、湯量や湯温を設定通りに保つ、自動保温機能が備わっています。いつでも快適な状態のお湯につかれるとても便利な機能ですが、自動で追い焚きするたびに電気代がかかってしまいます。

待機電力もかかるので、次に人がお風呂に入るまで間隔が空くなら、自動保温機能はオフにしましょう。何よりの節約は、お湯が冷める前に家族が続けて入浴することです。

お湯を使わないときはリモコンの電源を切る

リモコンの電源が入ったままだと微量ながら待機電力が消費されます。お湯を使わないときはリモコンの電源を切ると良いでしょう。

普段はリモコンを切っておくことで、無意識のうちにキッチンや洗面所でお湯を使い過ぎてしまうアクシデントも防げます。

電気代が高い原因は電気温水器の故障・寿命かも

電気温水器は定期的なお手入れが必要

急に光熱費が高くなった場合、電気温水器に不具合が起きている可能性があります。異常を感じたら、すぐに電気温水器を点検してみましょう。

特に、設置してから一度も専門業者による点検を受けていないケースは要注意です。3年に1度の定期点検は、電気温水器を長く快適に使い続けるために欠かせません。弁やパッキンといった部品は、使用状況によっては3年ほどで劣化してしまう消耗品です。

これらの点検を怠ると、水漏れや重大な故障につながる恐れがあります。逆にメンテナンスを正しく行うことで、電気温水器の異常を早く見つけることができます。

簡単な修理で済む可能性が高くなるので、安全のためにも必ず点検は受けましょう。自分でできる年に数回のお手入れもお忘れなくお願いします。

寿命が過ぎた電気温水器は買い替えを

電気温水器の寿命は、大体15年が目安とされています。なかには、20年以上前に設置した電気温水器を今も使用している、という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし何の問題もなくお湯を沸かせているようでも、最新の電気温水器と比べるとエネルギー効率が悪くなっている可能性があります。安全のためにも、古くなった電気温水器は買い替えをおすすめします。

電気温水器からエコキュートへの買い替えも選択肢の一つです!

電気温水器エコキュート
電気代高い(約 7,200円 / 月)安い(約 2,200円 / 月)
初期費用安い高い(機種により補助金あり)
熱源電気電気+空気中の熱エネルギー
設置スペースヒートポンプユニットと貯湯タンクの2台分必要貯湯タンクのみでコンパクト
静か設置場所に注意が必要
寿命約15年約10年

電気温水器とエコキュートを比較

エコキュートの電気代は、電気温水器の約1/3程度であり、初期費用は高いものの長期的なトータルコストは電気温水器よりも安くなります。電気代以外のポイントもじっくり比較して、設置する給湯器を選びましょう。

エコキュート補助金を確認しましょう

エコキュートは省エネ性が高い一方、高額な初期費用がハードルとなることがあります。しかし、補助金の制度を利用することで、初期費用を軽減できる場合がありますお住まいの自治体のホームページなどで補助金の情報をご確認ください。

電気温水器かエコキューか買い替えに迷ったら専門の業者にご相談を

エコキュートは初期費用が高いものの、補助金やランニングコストの安さからトータルコストを低く抑えられる魅力的な給湯システムです。

ただ、家族構成やライフスタイルによっては「うちは電気温水器のほうが向いているかも」というご家庭もいらっしゃるでしょう。​​電気温水器やエコキュートの選択に迷った際には、給湯器の専門業者に相談することをおすすめします。

突然の故障に備え、早めの準備をして、納得のいく給湯システムを選びましょう。信頼性の高い業者に相談することで、アフターメンテナンスも安心です。

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