給湯器をつけっぱなしにすると料金はどうなる?ガス代・電気代の目安と注意点を徹底解説

「給湯器をつけっぱなしにしていると、料金に影響はあるのかな?」

「つい消し忘れてしまうけど、給湯器をつけっぱなしにするリスクって何だろう?」

「給湯器を使うときの注意点があれば知りたい!」

いつでもお湯が使える便利さから、つい給湯器を消さずにつけっぱなしにしている方も多いでしょう。給湯器をつけっぱなしにする場合とこまめに消す場合で、料金に違いはあるのでしょうか?気になる料金について、実際のところはどうなのかを詳しく解説します。

給湯器をつけっぱなしにしたときの料金目安

給湯器をつけっぱなしにしても、こまめに消しても、料金に大きな違いはありません。なぜなら、ガス代は実際にお湯を使った分だけ加算される仕組みであり、給湯器のリモコンに使われる電気代もごくわずかだからです。

ガス代と電気代それぞれの状況について、詳しく見ていきましょう。

ガス代|お湯を使った分だけ加算される仕組み

給湯器のガス代は、実際にお湯を沸かしたときの使用量で計算されます。給湯器をつけている間でも、実際にお湯を使わなければガス代は加算されないため、つけっぱなしにしていてもガス代が無駄にかかることはありません。ガス代がかかるのは、給湯のために燃焼している間のみと覚えておきましょう。

電気代|待機電力は月に数十円程度

給湯器をつけっぱなしにしていると、待機電力を消費します。消費される電力はごくわずかですので、つけっぱなしにしていても電気代は月に数十円程度しかかかりません。年間で見ても電気代の差は数百円程度ですので、電気代の節約だけを目的に、給湯器のつけっぱなしを過度に気にする必要はないでしょう。

給湯器をつけっぱなしにするリスクと注意点

給湯器をつけっぱなしにしていても料金に大きな違いはありませんが、次の2つの点で注意が必要です。

  • 無意識にお湯の使用量が増える
  • バランス釜の種火は常にガスを消費する

それぞれについて、詳しく解説していきます。

無意識にお湯の使用量が増える

キッチンや洗面所では、ハンドルの傾け方によって水とお湯をわける「シングルレバー混合水栓」がよく使われています。レバーがお湯側に傾いているだけでもお湯を供給するため、意識しないまま「いつの間にかお湯を使っていた」というケースもあるでしょう。

給湯器はガスを燃焼させてお湯を供給しますので、意識せずお湯を使っていた場合でもガス代がかかります。お湯を使わないときは、給湯器の電源を切っておくのも一つの方法です。

バランス釜の種火は常にガスを消費する

バランス釜とは、追い焚き機能をつけた風呂釜のこと。1965年に登場しましたが、現在の給湯器が普及してからはあまり見られなくなりました。現在の新築住宅で採用されることはなく、一部の賃貸住宅で主に使用されています。

給湯設備の中でも、バランス釜は常に種火がついた状態になっています。種火がついている間は常にガスを消費しているため、安全面からも、使用しないときは消すようにしましょう。

給湯器をつけっぱなしにすると壊れやすくなる?

給湯器をつけっぱなしにしていると、「休みなく稼働させて壊れやすくなるのでは?」と心配する方もいます。給湯器は、実際にお湯を使うときだけ運転します。そのため、つけっぱなしにしていてもガスは燃焼せず、給湯器本体にも大きな負担はかかりません。

しかし、以下の場合は給湯器が壊れやすくなることもあるため、注意が必要です。

  • 同じ給湯器を10年以上使用している場合
  • 頻繁にお湯を使う場合

それぞれについて、理由を詳しく解説します。

10年以上使用した給湯器は故障リスクが高まる

使用状況にもよりますが、一般的な給湯器の寿命は10年です。この期間を越えて使用し続けると、経年劣化による水漏れや不具合など、故障リスクが高まります。水漏れによる誤作動の恐れもあるため、使用開始から10年が経過した給湯器は、できるだけつけっぱなしの状況を防ぎましょう。

頻繁にお湯を使うと負荷が増すので注意

給湯器は、つけっぱなしているかどうかよりも、燃焼する時間や着火する回数が多いほど故障リスクが高まります。給湯器の負担を減らすためには、必要以上に頻繁にお湯を出すのを控えましょう。

また、給湯中に設定温度を変えるのも給湯器の負荷につながります。設定温度を変えたいときは、必ずお湯を止めてから操作するようにしてください。

冬場の給湯器のつけっぱなしは凍結防止になる?

冬に雪が降る寒冷地帯では、配管の凍結を防ぐために、冬場は給湯器をつけっぱなしにしておくことが推奨されています。多くの給湯器には凍結防止用のヒーター機能が搭載されていますが、給湯器の電源を切ってしまうとヒーターも作動しなくなるためです。

凍結防止機能が作動しているときは、給湯器のリモコンに表示が出ます。給湯器に凍結防止に関する表示が出ているのに気付いたら、電源を切らずにつけっぱなしにしておく方がよいでしょう。

光熱費を抑えるなら「エコキュート」への交換がおすすめ

給湯器をつけっぱなしにしていても、都度消していても料金に大きな違いはないことがわかりました。現在ガス給湯器を使用中で、給湯にかかる光熱費を抑えたいのなら、エコキュートへの交換がおすすめです。

省エネ性能の高いエコキュートは、「給湯省エネ2025事業」の対象にもなっており、新規設置や買い替えで補助金が利用できます。ここからは、エコキュートが省エネで給湯できる仕組みと魅力について、詳しく見ていきましょう。

空気の熱を利用するヒートポンプ式で省エネ

ガスを燃焼させてお湯を沸かすガス給湯器に対し、エコキュートはわずかな電力で空気中の熱を取り出し、取り出した熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ式」の技術を採用しています。給湯に必要なエネルギーを空気からつくりだすため、消費電力もわずかで省エネ効果が高い設備です。

給湯にかかるランニングコストを大幅に削減

給湯のたびにお湯を沸かすガス給湯器に対し、エコキュートは電力価格の安い深夜の時間帯にまとめてお湯を沸かし、タンクに溜めておく貯湯式です。非常に高い温度のお湯をタンクに溜め、給湯前に水道水と混ぜて設定温度に調整していきます。蛇口をひねればすぐに温度調節されたお湯が出るため、ガス給湯器のようにお湯になるまで水を流して待つ必要もありません。

パナソニックの試算によると、一般的なガス給湯器から家庭用ヒートポンプ給湯器(エコキュート)に変えた場合、年間ランニングコストはエコキュートで約20,400円。ガス給湯器で約1,004,400円です。ガス給湯器からエコキュートへの交換で、年間のランニングコストをおよそ5分の1に抑えられます。

エコキュートへの交換はファーストコールにご相談を

節約のために給湯器をこまめに消すようにしても、実際には料金に大きな違いはありません。給湯にかかる光熱費を抑えるなら、省エネ効果と給湯効率に優れたエコキュートへの交換を検討しましょう。

エコキュートは電気会社やメーカーのほか、家電量販店などでも取り扱っていますが、施工の迅速さやアフターフォローの充実度を考えると、エコキュートを取り扱う専門業者への依頼が最適です。

福岡に本社を置くファーストコールは、九州全域をはじめ、山口県や広島県、島根県と幅広い対応エリアで展開中。水漏れなどのトラブルをはじめ、エコキュートへの新規設置や買い替えまで、経験豊富な専門店ならではの充実したサポートを提供しています。使用中の給湯器の料金が気になる方は、ぜひ一度ファーストコールへご相談ください。

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