エコキュートのブレーカーはどこにある?設置位置と落ちたときの対処法を解説

「今まで気にしていなかったけど、エコキュートのブレーカーってどこにあるんだろう?」

「ブレーカーの場所がわかっていないと、停電したときに困るな…」

「いざというときに備えて、エコキュートのブレーカーがどこにあるか知っておきたい!」

停電をはじめ、「お湯が出ない」や「リモコンがつかない」といった不具合が起きたとき、まず確認したいのがエコキュートのブレーカーです。分電盤の場所は把握していても、いざ「エコキュートのブレーカーはどこ?」と聞かれると、すぐに答えられない方も多いのではないでしょうか。

今回は意外と知らないエコキュートのブレーカーの場所や、落ちてしまったときの対処法について、詳しく解説します。

エコキュートのブレーカーはどこにある?

エコキュートのブレーカーは、屋内の分電盤の中と本体の貯湯タンク下部の2ヶ所にあるのが一般的です。場所がわからないときのために、ブレーカーの設置位置を詳しく解説します。

分電盤の中(室内)

分電盤とは、送電線を通して家庭に送られてきた電気をキッチンや洗面所、エアコン専用回路といった各所に正しく分配するための装置です。戸建て住宅の場合、設置場所は洗面所の入り口付近が多いですが、玄関の上部や廊下・リビングの壁面といったケースもあります。

エコキュート専用のブレーカーも、分電盤の中に設置されています。ブレーカーのスイッチは回路ごとに分かれており、「エコキュート」や「電気温水器」といったラベルがついているものが、エコキュートのブレーカーです。

貯湯タンクの下部(屋外)

貯湯タンクの下部に小型のブレーカーがついている機種もあります。停電の際に分電盤のブレーカースイッチを戻してもエコキュートが復旧しない場合は、貯湯タンクの下部にブレーカーがないか確かめてみましょう。

なお、貯湯タンク下部のブレーカーは漏電を感知する「漏電ブレーカー」です。そのため、取扱説明書には「漏電遮断器(電源スイッチ)」と記載されています。

エコキュートのブレーカーが落ちる3つの主な原因

日常生活の中でエコキュートのブレーカーが落ちる機会はあまり多くありませんが、次のような状況では落ちることもあるので、注意しましょう。

家の中で他のブレーカーが落ちた

電子レンジや電気ポット、エアコンなど消費電力の多い家電を一度に使うと、負荷が増してブレーカーが落ちやすくなります。エコキュートの使い方に問題がなくても、家の中で他のブレーカーが落ちたことが原因で、エコキュートのブレーカーも落ちてしまうことがあります。特に暖房器具を使うことが増える冬場は、電力使用量が増えてブレーカーが落ちやすくなるため、注意が必要です。

ケーブルの損傷や内部漏電

何らかの原因でエコキュート内部のケーブルが損傷すると、漏電を感知して漏電ブレーカーが作動することがあります。ネズミなどの小動物にケーブルをかじられたことが原因で漏電するケースもあり、自然豊かなエリアだけでなく、市街地でも被害は少なくありません。気になる場合は、本体の下部にカバーを取り付けてみるのもよいでしょう。

配管からの水漏れ

長年使い続けたエコキュートは、経年劣化により配管から水漏れすることがあります。水漏れがあると配線のショートや感電のリスクが高まり、大変危険です。もしブレーカーが落ちたときにエコキュート周辺が濡れていることに気付いたら、すぐに専門の業者に修理を依頼してください。

エコキュートのブレーカーが落ちたときの対処法

エコキュートのブレーカーが落ちたときは、家の他のブレーカーも落ちているのか、それともエコキュートだけかによって対応が異なります。状況に応じて、以下の方法で対処しましょう。

他のブレーカーが落ちている場合

家全体の電気がつかない場合や、一部の部屋だけ電源が落ちている場合は、エコキュート以外のブレーカーが落ちている可能性が高くなります。まずは分電盤を確認し、落ちているのが安全ブレーカーなのか、漏電ブレーカーなのかを確かめてください。

安全ブレーカーが落ちている場合は、電子レンジやエアコン・電気ポットなど、消費電力の多い家電の電源を落としてからブレーカーを戻すことで復旧します。漏電ブレーカーが落ちている場合は、まず漏電箇所を特定し、それ以外の場所のブレーカーのスイッチを上げていきましょう。

一度戻してもまたすぐに落ちてしまう場合は、電気系統のトラブルが発生している可能性があります。できるだけ早く、専門の修理業者に相談してください。

エコキュート専用ブレーカーだけが落ちている場合

貯湯タンク下部のブレーカーが落ちている場合は、漏電の可能性があります。電気系統のトラブルが発生している恐れがあるため、専門業者による修理が必要です。

なお、漏電ブレーカーを手動で上げれば再びエコキュートを使うことはできますが、漏電の原因は解消されていないため、エコキュートに負荷がかかってしまいます。無理に使い続けると深刻な故障につながり、お湯が急に出なくなる可能性もあるため、早めに修理を依頼しましょう。

エコキュートのブレーカーが落ちやすくなる原因3つ

エコキュートのブレーカーは、次の3つの状況にあてはまるときに、特に落ちやすくなります。

エコキュートの寿命が近い

使用状況にもよりますが、エコキュートの耐用年数はおよそ10年が目安です。長年使い続けて寿命が近くなると、配線などの電気系統が劣化し、ブレーカーが落ちやすくなります。

10年近く使っていて最近ブレーカーがよく落ちると感じたら、買い替えの目安かもしれません。深刻な故障で急にお湯が出なくなる前に、早めの買い替えを検討しましょう。

配管や内部部品の不具合

経年劣化により配管やヒートポンプに不具合が生じると、貯湯タンク内部で結露が発生したり、水漏れしたりすることがあります結露や水漏れは、漏電ブレーカーが作動する原因の1つです。異常を感じたら、早めの修理依頼をおすすめします。

契約アンペア数の不足

エコキュートを使うオール電化住宅では、契約アンペア数の目安は2人暮らしの場合で60アンペア以上といわれています。家族の人数が多いほど家電を同時に使う機会も増えるため、家族の人数と家電の使用状況に合ったアンペア数で契約することが重要です。

家電の同時使用が原因で頻繁に安全ブレーカーが落ちてしまう場合は、電力会社に連絡して契約アンペア数を変更してみるとよいでしょう。

エコキュートのブレーカーは交換できる?

「ブレーカーの容量が合っていない」や「不具合がある」と感じた場合は、交換も可能です。ただし、ブレーカーを含む電気系統の工事は感電の恐れがあり危険なため、専門の資格を持つ電気工事士でなければ行えません。

また、ブレーカーだけを交換するのではなく、エコキュートそのものを交換した方がよい場合もあります。一度専門業者に相談して、状況の確認をしてもらうのがおすすめです。

ライフスタイルの変化に合わせてブレーカー容量も見直しを

エコキュートの寿命はおよそ10年といわれますが、その間に家族構成やライフスタイルは大きく変化します。より快適にエコキュートを使うためにも、ライフスタイルの変化に合わせてその都度ブレーカーの容量を見直しましょう。

適切な容量のブレーカーを取り付ければ、頻繁に落ちることもなくなり、エコキュート本体の負荷を抑えるのにも効果的です。

エコキュートのブレーカーは「分電盤」と「タンク下」をチェック

エコキュートのブレーカーは、「分電盤」と「貯湯タンク下部」の2ヶ所にあります。家全体のブレーカーが落ちたときに一緒に落ちる程度であれば問題はありませんが、あまりにも頻繁に落ちる場合や、エコキュートのブレーカーだけ落ちる場合は、専門業者の点検が必要です。


漏電やブレーカーの不具合は、感電などの重大な事故につながるリスクがあるため、自己判断での対処は禁物です。また、使用年数によっては修理よりも買い替えが適している場合もありますので、不具合を感じたらできるだけ早く専門業者に相談しましょう。

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