
「エコキュートは370Lで十分って聞くけど、本当かな?」

「370Lのエコキュートを選んで、お湯が足りなくなったらどうすればいいんだろう?」

「自分たちに合ったエコキュートのサイズが知りたい!」
エコキュートを検討中の方にとって、タンク容量をどのくらいにするかは、日常の暮らしやすさに関わる大切な問題です。370Lの容量があるエコキュートでは、具体的にどのくらいのお湯を使えるのでしょうか。エコキュートの専門家・ファーストコールが詳しく解説します。
エコキュートの容量370Lってどのくらい?

はじめに、370Lのエコキュートはお湯をどのくらい使えるのかについて、詳しく見ていきましょう。
370Lは3~4人家族におすすめ
容量370Lのエコキュートは、主に3〜4人家族に適したサイズです。エコキュートの中でも比較的よく選ばれるタイプで、家族3人で使うならお湯が足りなくなるケースはあまりないでしょう。
家族4人の場合も、通常の使用状況であれば問題ありませんが、入浴回数の変化など一時的に使用量が増えたときは、お湯が足りなくなることも。沸き上げの量を増やす設定にするなど、状況に合わせて判断しましょう。
実際に使える湯量の目安
実はエコキュートで使える湯量は、タンク容量のおよそ2倍!エコキュートは沸き上げた高温のお湯を貯湯タンクに溜め、水を混ぜて適温に調整する仕組みです。370Lのエコキュートの場合、実際に使える湯量はおよそ650L~700Lを目安に考えるとよいでしょう。
エコキュートの容量370Lで足りないと感じるのはどんなとき?

370Lのエコキュートを使用中に、実際にどのようなシーンでお湯が足りないと感じやすいのか、詳しく見ていきましょう。
入浴やシャワーの機会が増えたとき
よくあるのが、入浴やシャワーの機会が増えたときです。入浴1回につき、湯船にお湯をはる場合はおよそ180L、シャワーを10分間使い続ける場合でおよそ120Lのお湯を使います。入浴やシャワーの機会が増えると急激にお湯の使用量が増えるため、370Lのエコキュートだと足りないと感じやすいです。
頻繁に沸き上げが必要になったとき
日常生活に影響がなければ、お湯の使用量が増えても実際にお湯不足を実感する機会は少ないでしょう。しかし頻繁に沸き上げの設定が必要になると、お湯の不足を実感しやすくなります。特に手動での沸き上げ設定は手間がかかるため、お湯が足りない不便さを感じやすくなるでしょう。
帰省などでお湯の使用量が増えたとき
普段離れて暮らしている家族が帰省してきたときも、お湯が足りないと感じやすいです。家族が帰省すると入浴機会が増えるだけでなく、洗面所でお湯を使用する時間も増え、使用する食器の増加で皿洗いにかかる時間も増えていきます。
人が増えることで全体的なお湯の使用量が増加し、370Lのエコキュートだとお湯が足りないと感じることもあるでしょう。
エコキュートの容量が足りないとどうなる?
エコキュートの容量が足りないと、具体的に日常にどのような影響が出るのでしょうか。よくある3つの影響を紹介します。
沸き上げに手間がかかる
最も感じられるのが、沸き上げにかかる手間です。沸き上げとはエコキュートならではの工程で、夜の間に1日に必要なお湯を沸かし、貯湯タンクに溜めること。
タンク容量が適切であれば、設定した温度やお湯の使用量をもとにエコキュートが自動でお湯を沸き上げてくれるため、沸き上げの手間はかかりません。しかしお湯が足りなくなると状況に応じて追加で沸き上げ設定をしなければならなくなるため、手間を感じやすくなるでしょう。
光熱費の負担が増す
エコキュートが夜間に沸き上げをするのは、深夜に安くなるオール電化住宅向けの電気料金プランに合わせているためです。夜間の沸き上げでお湯が足りないと、電気料金の高い昼間に追加でお湯を沸かさなければならず、光熱費の負担が増してしまいます。
なお、エコキュートの沸き上げ時間をあえて昼間に設定するケースもあります。エコキュートの沸き上げを昼間に行うメリットや方法については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にご覧ください。
湯量の残量が気になりストレスになる
エコキュートのタンク容量が適切で、湯量も十分に確保できていれば、基本的に残りを気にする必要はありません。しかし家族の人数に対してタンク容量が小さすぎたり、一時的に使う湯量が増えて湯切れしたりすることが増えると、お湯の残量を気にしなければならずストレスを感じやすくなるでしょう。
エコキュートは高性能ですので、お湯の温度を設定しておけば必要な湯量を学習して沸き上げまで自動的に行います。エコキュートの機能性の高さを活かすためにも、タンク容量は家族の人数や使用料に合った適切なものを選びましょう。
エコキュートの容量370Lで足りないときの対処法

370Lのエコキュートを使用する中で、お湯が足りないと感じたときに試したい、3つの対処法を紹介します。
入浴スケジュールを調整する
お湯が足りないと感じることが増えたら、入浴スケジュールを調整してみましょう。家族が入浴する時間帯を揃えれば、お湯を張り替える回数が減って必要な給湯量も減らせます。続けて入浴できれば高温差し湯の回数も限られるため、お湯が足りなくなる心配もないでしょう。
節水を心がける
お湯が足りなくなるのを防ぐなら、節水を心がけるのも効果的。節水機能付きのシャワーヘッドや洗面器を併用して、お湯が流しっぱなしになるのを防ぐのもよいでしょう。節水機能付きの設備は一般的なものよりも高額になりやすいですが、長い目で見るほど節約効果が期待できるため、積極的な検討をおすすめします。
給湯温度を低めに設定する
エコキュートは貯湯タンク内に溜めた熱湯に、水を混ぜることで設定温度に調整します。そのため設定された給湯温度が低くなるほど足される水が多くなり、供給されるお湯の総量が増えて、お湯が不足する心配も少なくなるでしょう。
エコキュートが370Lで足りないときは買い替えもおすすめ

370Lのエコキュートは3~4人家族にとって十分な量のお湯を供給しますが、必要な量はライフスタイルによって変わります。頻繁に沸き上げが必要になるようであれば、思い切って大きなサイズに買い換えるのもおすすめです。
4~5人家族で不足なく使うなら460Lが適切ですし、特に使用量が多いご家庭ならタンク容量550Lのエコキュートもあります。家族の人数をもとにしたタンク容量はあくまで参考として考え、自分たちのライフスタイルを振り返って必要な容量を検討しましょう。
エコキュートの買い替えはファーストコールにご相談ください
エコキュートは自動で必要な湯量を学習するだけでなく、自動沸き上げ機能や自分で今の状況を判断する「おまかせ機能」が搭載されたものもあります。毎日使うエコキュートの機能にこだわれば、給湯に関わる手間も減って日常を快適に過ごせるでしょう。
エコキュートの新規設置をはじめ、迅速なアフターフォローを通してお客さまごとの使い方に精通しているファーストコールなら、ご家庭に合った容量のエコキュートをご提案できます。エコキュートの買い替えをご検討中の方は、ぜひファーストコールへお気軽にご相談ください。